書類がそろっていないと車の査定はマイナスになります

車の査定がマイナスになる要因にはさまざまなものがあります。

年式のわりにたくさんの走行距離を走っていたり、ボディに大きなへこみや傷などがある場合にマイナス査定になるというのは、誰もが知っていることだと思います。

しかし、書類がそろっていないと査定がマイナスになるということを知っている人は、意外に少ないかも知れません。

いったいどんな書類がそろっていないと査定に影響するのでしょうか?

それは、「取扱い説明書」「整備手帳」「保証書」の3種類です。

ほとんどのクルマでは、ダッシュボードの中に保管されていると思います。

しかし、何らかの理由でこれらの書類のいずれかを紛失してしまったりすると、マイナス査定となってしまうのです。

取扱い説明書は、車を購入したばかりのときに、家に持ち帰って読んだりすることもあると思いますが、うっかりダッシュボードに戻しておくのを忘れてしまうと、行方不明になってしまう可能性が高いといえます。

この取扱い説明書がないだけで、査定額が5,000円ほどマイナスになるようなので、もし家に持ち帰って読むようなことがあっても、必ずもとに戻しておく習慣をつけるようにしましょう。

3つの書類の中でも、「整備手帳」というのは重要です。

整備手帳には、そのクルマが過去にどのようなメンテナンスを受けてきたのかが記録されていますから、ある意味ではその車の履歴書ともいえるわけです。

この整備手帳には、点検時の走行距離なども記載されていますので、不正なメーターの改ざんなどがあってもすぐに気がつくことができます。

この整備手帳がないと、過去に何か不正を行った車ではないかと疑われることになり、査定の際にマイナス評価をされてしまうわけです。

「保証書」は、その車に何か故障があったときにメーカーが無償で修理をしてくれるものなので、まだメーカー保証が残っている車にとっては重要な書類ということになりますし、紛失してしまうと査定はマイナスとなります。

ただし、メーカー保証は最大でも5年、あるいは走行距離が10万kmまでとなっていますので、それを超えてしまっている場合には保証書があっても意味はありませんので、紛失をしてしまっても査定には影響がないといえます。

車の買取り保証というのはどういったサービスでしょうか?

どんなオンボロ車でも必ず買取るという業者が存在します。

俗に「買取り保証付きの業者」などと呼ばれたりしますが、どんなオンボロ車でも買い取ることができるという点を最大の売りにしています。

単純にオンボロ車といっても、どんなクルマかイメージできないかと思いますが、ボディがサビてしまって、穴が空いてしまったり、エンジンがかからなくなってしまったような車でも買取りの対象になるようです。

いったい、なぜそのようなことが可能なのでしょうか?

最近では、海外への輸出ルートがあるために、走行距離がのびていたり年式の古い車であっても買取りをしてくれる店が多くなってきました。

しかし、この場合であっても、基本的にはしっかりとエンジンがかかって、走ることができるというのが前提になります。

動かない車を買取りして、それでそうやって利益を上げるのでしょうか?

実は、最近の鉄スクラップの相場が、ある程度の高値で推移していることが、買取り保証というサービスを成立させているのです。

つまり、動かないクルマは、解体をしてスクラップ業者に売却をすることで、十分に利益が出るのです。

現在の鉄スクラップの相場は、1tあたり15,000円~2,0,000円程度で落ち着いています。

そのため、国産車を一台鉄スクラップとして処分した場合、20,000円~40,000円程度になる可能性があるのです。

また、買取り保証によって5,000円程度で引き取った車であっても、それをスクラップ業者に流すことによって十分に利益が出るわけです。

車を売る方にしても、自分で廃車の手続きをする手間暇がはぶけるうえに、たとえ5,000円であっても、動かない車を処分して現金を手にすることができるのであれば、十分だと考える人も多いはずです。

かつて、鉄スクラップの値段が1tあたり2,500円程度まで暴落したことがあります。

そこまで鉄スクラップが下がってしまうと、廃車にするための手間や費用が出ないために、車を不法投棄する人がたくさんいました。

最近、不法投棄をされた車をめっきり見かけなくなった背景には、そういった鉄スクラップの高騰により、どんなオンボロ車でも買取りをしてくれる業者があらわれたからなのです。

中古車のプライスボードの「車検2年付き」と「車検なし」の違い

中古車の展示場に並べられた車のフロントガラスのところには、必ずプライスボードが取り付けられています。

プライスボードという名前の通り、大きな文字でそのクルマの車両価格が書かれているわけですが、よく見ると価格以外にもさまざまなことが書かれていることに気が付くと思います。

その中で、車検の項目に注目してみると「車検付き」「車検なし」「車検2年付き」といった表記の違いがあることに気が付くと思います。

「車検付き」というのは、まだそのクルマの車検が残っていて、そのままの状態ですぐにでも公道を走れる状態になっているものをいいます。

それでは「車検なし」というのはどういう意味でしょうか?

車検の切れている車を公道で走らせることはできませんから、「車検なし」と書かれた車は、買い手が見つかった時点で販売店が車検を取って、2年分の車検がある状態で納車をするわけです。

それとは別に「車検2年付き」というパターンもあるのですが、この場合は「車検なし」とどこが違うのでしょうか?

「車検なし」であっても、実際に納車をする時には、車検が2年ついた状態で引き渡すわけですから、どちらも同じような感じがします。

しかし、この「車検なし」と「車検2年付き」は、まったく意味が違うのです。

「車検なし」の場合には、納車前に車検を取得するための費用を、購入者が負担する必要があります。

それに対して「車検2年付き」の場合には、納車前の車検の取得費用を販売店が負担をしてくれるわけです。

ですから、プライスカードに書かれた車両本体価格は同じであっても、実際の乗り出し価格は「車検2年付き」の車の方が安くなるわけです。

ただし、勘違いしないでいただきたいのは「車検2年付き」とはいっても、販売店が負担をしてくれるのは、あくまで車検を取得するための費用のみです。

車検のときに同時に発生する重量税や自賠責保険料は、購入者が自分で負担をしなければなりません。

このように、プライスカードに書かれた「車検2年付き」と「車検なし」という表記は、どちらも車検が2年付いた状態で納車になる点は変わりませんが、その費用をどちらが負担するという点が違ってくるのです。

中古車を選ぶ際の豆知識として覚えておくといいでしょう。

ディーラーで販売されている中古車は安くて質が高い?

ディーラーは、基本的に新車を売るためのお店ですから、中古車の下取りや販売はメインの事業ではありません。

しかし、最近ではディーラー系列の中古車販売店をよく見かけるようになりました

これまで、ディーラーで下取りされた車の多くは、オートオークションに持ち込まれるのが一般的でした。

自社で販売する手段がなければ、オートオークション経由でその車を販売してくれる業者に落札をしてもらう以外に、下取り車を処分する方法がないからです。

しかし、最近では新車だけではなく、中古車販売のうまみに目を付けた多くのディーラーが、自社系列の店舗を作って直接中古車を販売するようになってきたのです。

下取り車を自分の店で直接お客様に販売をすることができれば、オートオークションに出すのにくらべて中間マージンをカットできるため、利幅を大きく取れることになります。

しかも、下取り車として自分の店に持ち込まれた車ですから、基本的には素性のはっきりとした車ということになります。

オートオークション経由で落札した車の場合には、これまでどのような人が使っていた車なのかがはっきりしません。

しかし、下取り車であれば、自分の店で新車を購入してくれたお客様が乗っていた車ですから、これまで誰が乗っていた車かは一目瞭然なわけです。

しかも、下取りに出される車というのは、新車で購入した同じオーナーがずっと乗り続けてきたワンオーナーカーである確率が非常に高くなります。

中古車市場においては、ワンオーナーカーというのは質の高い車として高く評価される傾向があります。

これまで何人もの人に乗り継がれてきた車にくらべて、1人のオーナーがずっと乗り続けてきた中古車の方が、購入する人にとっては安心感があるからです。

このように、ディーラー系列の中古車販売店で売られている車というのは、質の高い車が多く、しかもオートオークションを経由していないことで、値段的にも手ごろであることが多いのです。

ディーラーで中古車を買うというと違和感をおぼえる人もいるかも知れませんが、実は一般の中古車専門店で購入するよりもお得な車を見つけることのできる可能性が高いといってもいいでしょう。

中古車を試乗させてもらうのは意外に難しい?

新車と違って、中古車というのは1台1台コンディションが違います。

そのため、購入前にはぜひ1度試乗してみたいと誰もが思うことでしょう。

しかし、中古車を試乗させてもらうというのは、思ったよりも難しいのです。

理由としてはいくつかありますが、その一つに車検切れの問題があります。

中古車の展示場に置かれている車のなかには、車検が切れてしまっているものも少なくありません。

車を売りに来る人は、車検が切れるギリギリのタイミングで買取り店に持ち込むことが多いので、展示場にならべたときには車検が切れてしまっていることが多いのです。

そういった車の場合には、買い手が決まると同時に車検を取得して納車することになりますから、展示している間はずっと車検が切れたままということになります。

日本の法律では、車検の切れたクルマを公道上で走らせることはできません

また、車検が切れてしまっているということは、自賠責保険も切れてしまっているということになります。

そんな車を試乗させて、万が一事故でも起こされたら大変なことになってしまいます。

では、車検が残っていれば試乗をさせてくれるのかというと、必ずしもそうとばかりは限りません。

なぜなら、展示されている車の状態が必ずしもベストな状態とは限らないからです。

中古車販売店では、買い手がついた段階できちんと整備をして納車することになりますので、展示している状態のクルマを整備せずに走らせるというのは、出来ればやりたくないというのが本音です。

そもそも長期間展示してあった車の場合には、バッテリーが上がってしまっている可能性が大です。

よほど親切なお店でもない限り、わざわざバッテリーを充電してまでは、試乗をさせてくれることはないでしょう。

仮にバッテリーが残っていて、エンジンをかけることができたとしても、中古車の展示場というのは狭く、公道への出口まで車を移動するだけでも大変です。

中古車販売店を訪れるお客様のなかには、あまり買う気がないのに試乗だけしたいといった半分冷やかしの人も少なくないので、よほど買う気がある人でなければ、試乗をさせてもらうのは難しいと考えておいた方がいいでしょう。

メーカーオプションの装備されている車は高く売れます

新車で車を購入するときには、さまざまなオプションパーツを選択することができます。

車のオプションパーツには、大きく分けて2種類あることをご存知でしょうか?

それは、メーカーオプションとディーラーオプションです。

メーカーオプションというのは、クルマが完成してしまったからでは取り付けをすることができない装備で、お客様からの受注が入ったあとに工場での生産ラインの過程で取り付けをするパーツになります。

もうひとつのディーラーオプションは、販売店であるディーラーが取り付けを行うもので、すでに完成をしてしまった車に、あとから取りけをすることが可能になります。

メーカーオプションの代表的なものとしては、サンルーフや電動スライドドアー、サイドエアバックなどがあります。

これらのパーツは、いずれもクルマが完成してしまったあとでは取り付けができません。

すべて、工場の生産ライン上をクルマが流れている途中で取り付けされるものばかりです。

一方、ディーラーオプションには、バイザーやアルミホイール、エアロパーツなどがあります。

これらのパーツは、車が完成してしまったあとでも、納車前に販売店にて取り付けをすることができます。

このように、オプションパーツには2種類あるのですが、車を売るときに注目すべきなのはメーカーオプションの方です。

なぜならば、メーカーオプションの取り付けられている車は、買取価格が高くなる傾向があるからです。

取り付けようと思えばいつでも取り付けが可能なディーラーオプションに対して、工場での生産途中でしか取り付けのできないメーカーオプションとうのは、それだけ希少価値が高いわけです。

特に評価が高いのがサンルーフです。

新車のときにメーカーオプションとしてサンルーフを取り付けると、10万円程度で済みますが、サンルーフのついた中古車を買おうと思ったら、付いていない車に対して20万円近くも高くなってしまいます。

そもそもサンルーフ付きの中古車はあまり市場に出回っていませんし、あとから取り付けようとしても絶対にできないために、プレミア的な値段が付きやすいわけです。

もしあなたがサンルーフなどのメーカーオプション付きの車に乗っているとしたら、売却するときの査定額には大いに期待をしてもいいと思います。

車のモデルチェンジのタイミングと買取り価格の変化

車にはモデルチェンジというものがあります。

旧型のモデルから新しいモデルに切り替わるタイミングを、一般にモデルチェンジと呼んでいるわけです。

このモデルチェンジには2種類あって、それぞれマイナーチェンジとフルモデルチェンジと呼ばれています。

新型のクルマが発売されると、およそ2年~3年後にマイナーチェンジが行われ、4年~7年程度でフルモデルチェンジが行われます。

マイナーチェンジでは、フロントグリルやバンパー周りなどの軽微な変更が行われるだけで、基本的にはそれまでのモデルとほぼ同じといえます。

ところが、フルモデルチェンジとなりますと、旧モデルに対してまったく新設計の新しい車に変身をすることになります。

車を売却するときには、モデルチェンジのタイミングに注意をしなければならないと一般的に言われますが、それはこのフルモデルチェンジのタイミングのことをいいます。

マイナーチェンジの場合には、中古車の相場にほとんど影響はありませんので、それほど気にする必要はないといえるでしょう。

ところが、フルモデルチェンジが行われると、旧型の中古車相場は一気にダウンすることが多いようです。

なぜなら、新しいモデルを購入するユーザーが、それまで乗っていた旧モデルを下取りに出すことが多いからです。

新型の登場と同時に、旧モデルの中古車が市場に大量に流れてくるわけですから、当然ながら値崩れが起きます。

物の相場というのは、需要と供給の関係で決まりますので、旧モデルの供給が多くなることによって相場は下落するわけです。

自分がいま乗っている車を少しでも高く売ろうと考えているのであれば、フルモデルチェンジが行われる半年前くらいまでに売却をするのが無難といえるでしょう。

しかし、例外もあります。

ごくまれに、フルモデルチェンジが行われたあとに、その車種の中古車相場が上がることがあるのです。

それはどういう時かといいますと、新型の評判があまり良くないときです。

旧型が大ヒットしたような車の場合には、フルモデルチェンジというのは非常に難しく、新型になったとたんに人気が落ちて売れなくなってしまうこともあるのです。

そういった場合には、新型を購入する人が少ないために、旧型の下取り車が市場にあふれるということもありませんので、値崩れは起きないわけです。

そして、新車では手に入れることができなくなってしまった旧型の、少しでも程度のいい中古車を買い求めようとする人が増えるために、相場が上がってしまうことがあるのです。

車の平均寿命が40年で2倍近くになった理由

新車登録をされたあと、廃車にされるときを車の寿命と考えた場合に、平均寿命はどれくらいなのでしょうか?

平成26年度のデータによると、普通車の平均寿命は約13年になるようです。

あくまで平均なので、10年程度で廃車になるクルマもあれば、15年以上も問題なく走り続けているクルマもあります。

最近の国産車は本当に品質がよくなっており、むかしの車では考えられないほど長持ちするようになっています。

ちなみに、いまから40年ほど前になる、昭和50年頃の車は、平均寿命がわずか7年程度でした。

新車で買われた車が、わずか7年ほどでスクラップにされてしまっていたわけです。

今の車であれば、7年落ちならば廃車どころか十分に高い値段で売ることができますので、本当に国産車は長持ちするようになったと思います。

国産車の寿命が40年で2倍近くに伸びた背景には、ボディの鋼板の質や塗装の技術がよくなったことがあげられます。

40年前の車はボディが非常に弱く、6年~7年も乗ると錆びて穴があいてしまうことも少なくなかったのです。

そのため、エンジンはまったく問題なくても、ボディの劣化により廃車にされてしまうことが多かったわけです。

最近の車は、10年程度ではボディの痛みはほとんど感じませんし、乗る気になれば20年近くは十分に乗れてしまうに違いありません。

それほど長持ちするようになった国産車ではありますが、いったいなぜ13年程度で廃車にされてしまうクルマが多いのでしょうか?

その理由は、日本の税制にあります。

新車を登録してから13年を過ぎると、車の税金がアップしてしまうのです。

高い税金を払いながら古い車に乗り続けるのは嫌なので、13年程度乗ったら廃車にしてしまおうと考える人が多いのです。

しかし、なぜ13年を超えた車の税金がアップしてしまうのでしょうか?

理由は明白で、古い車をあまり長いあいだ乗っていられると、新車が売れなくなってしまうからです。

新車が売れなくなると、自動車メーカーの業績が落ちて、日本の景気が悪くなってしまうために、政府はそのような悪法を制定したのです。

つまり、自動車メーカーを守るために、まだまだ乗れる車を半強制的に廃車にさせてしまう法律を作ったわけです。

なんとも理不尽な話ですが、それが現実なのです。

しかし、幸いなことに、最近では古い車を海外に輸出するルートが確率されてきたために、13年を過ぎた古い車であっても、スクラップにされることを免れて海外で活躍できるようになりました。

海外では、20年前や30年前のクルマが普通に走っています。

そういった海外への輸出ルートが確率されたおかげで、10年を過ぎた古い車であっても、それなりの査定額を提示してもらえるようになったのは、なんとも喜ばしい限りです。

ディーラーの営業マンがあえて買取り店を勧めてくる理由

車を売却するときには、買取り専門店に持ち込むかディーラーに下取りしてもらうかのどちらかを選択することになります。

一般的には、ディーラーに下取りに出すよりも、買取り専門店に持ち込んだ方が高く売れることが多いといわれています。

そういった意味では、ディーラーと買取り専門店はライバルということが言えるわけです。

しかし、本来ライバルであるはずのディーラーが、あえて買取り専門店に持ち込むことを勧めてくる場合があるのです。

常識的に考えれば、ライバルの業者に仕事を譲るというのは考えにくいことなのですが、ディーラーと買取り専門店では、根本的に異なる点が1つあります。

それは、ディーラーのメインの仕事は車を高く下取りをすることではなく、あくまで新車を販売するということです。

買取り専門店が、お客様からクルマを売ってもらうことに特化しているのとは、この点が大きく異なります。

そのため、ディーラーにしてみれば、自分のところで新車さえ買ってくれれば、いままで乗っていた車をあえて下取りに出してもらう必要はないわけです。

しかし、そういった背景があることを理解しない人が、買取り専門店に出してもらった査定額をもとに、ディーラーに同じような金額で下取りをすることを要求したりします。

ディーラーにしてみれば、あえて下取り価格で買取り専門店と競争して、新車を売ることで得られる利益を少なくしてしまうことは馬鹿らしいことです。

そのため、あえて自社の下取り額をあげることはせずに、その車を買取り専門店に持っていくことを勧めるわけです。

たとえば、乗り出し価格が320万円のクルマを買おうとしているお客様の自己資金が200万円だったとします。

さらにディーラーで出した下取り車の査定額が、どんなに頑張っても100万円だったとします。

この場合、お客様の自己資金と下取り車の売却額を合わせた金額は300万円となります。

新車の乗り出し価格は320万円ですから、どうしても20万円足りないことになります。

そこで、ディーラーの営業マンは「○○という買取り店に持ち込むと120万円くらいにはなるかと思いますので、そちらで査定してもらってはどうですか?」などとライバルの買取り店での査定を勧めるわけです。

こうすることで、ディーラーにしてみれば下取り車は手に入れることは出来ませんが、新車を売るという本来の目的は達することができるわけです。

参考:http://biomethod.jp/?p=95

車を売るときに車検が残っていなくても気にする必要がない理由

自分の車を売却するときには、なるべく高く売りたいと誰もが考えることでしょう。

査定を受けるときにプラス要因になる項目にはさまざまなものがあります。

ボディのキズが少なかったり、年式の割に走行距離が少ないといった点はプラス要因として評価されることになります。

それでは、車検の残り期間はどうでしょうか?

実際に車検を取得するとなると、トータルで10万円以上の出費になりますから、少しでも長い期間車検が残っていた方が高く売れそうな気がします。

しかし、実際には車検の残り期間が査定において大きくプラスになることはないのです。

なぜなら、買い取った車がいつ売れるのかが分からないので、車検が残っていてもあまり意味がないのです。

たとえば、車検があと1年残っている車を買い取ったとします。

その車の新たな買い手がすぐに見つかるのであれば、車検が1年残っているというのは大きなアピールポイントとなるでしょう。

しかし、その車がすぐに売れずに半年間以上も展示されたままになっていたとしたら、車検の残り期間は半年を切ってしまいます。

半年程度の車検の残り期間では、車を購入したあとにまたすぐに車検の時期が来てしまうために、新たに購入する人にとってはそれほどメリットを感じなくなってしまいます。

こういった理由から、車検の残り期間というのは、車を売却するときにはあまり重要視されないということになるわけです。

中古車販売店にしてみれば、むしろ車検が切れてしまっている車の方が、扱いやすいといえます。

車検が切れている状態であれば、売れずに展示場に半年や1年のあいだ在庫になっていたとしても、買い手が見つかった時点で新たに車検をとれば、まるまる2年の車検がついた状態でお客様にクルマを納車することができるわけです。

車を買う方にしてみれば、半年後に車検を受けなければならないクルマよりも、2年間たっぷりと車検がある状態で納車してもらった方がありがたいと感じるでしょう。

こういった理由から、車を売るときには車検の残り期間はあまり気にする必要はないとうことがいえるわけです。