車の平均寿命が40年で2倍近くになった理由

新車登録をされたあと、廃車にされるときを車の寿命と考えた場合に、平均寿命はどれくらいなのでしょうか?

平成26年度のデータによると、普通車の平均寿命は約13年になるようです。

あくまで平均なので、10年程度で廃車になるクルマもあれば、15年以上も問題なく走り続けているクルマもあります。

最近の国産車は本当に品質がよくなっており、むかしの車では考えられないほど長持ちするようになっています。

ちなみに、いまから40年ほど前になる、昭和50年頃の車は、平均寿命がわずか7年程度でした。

新車で買われた車が、わずか7年ほどでスクラップにされてしまっていたわけです。

今の車であれば、7年落ちならば廃車どころか十分に高い値段で売ることができますので、本当に国産車は長持ちするようになったと思います。

国産車の寿命が40年で2倍近くに伸びた背景には、ボディの鋼板の質や塗装の技術がよくなったことがあげられます。

40年前の車はボディが非常に弱く、6年~7年も乗ると錆びて穴があいてしまうことも少なくなかったのです。

そのため、エンジンはまったく問題なくても、ボディの劣化により廃車にされてしまうことが多かったわけです。

最近の車は、10年程度ではボディの痛みはほとんど感じませんし、乗る気になれば20年近くは十分に乗れてしまうに違いありません。

それほど長持ちするようになった国産車ではありますが、いったいなぜ13年程度で廃車にされてしまうクルマが多いのでしょうか?

その理由は、日本の税制にあります。

新車を登録してから13年を過ぎると、車の税金がアップしてしまうのです。

高い税金を払いながら古い車に乗り続けるのは嫌なので、13年程度乗ったら廃車にしてしまおうと考える人が多いのです。

しかし、なぜ13年を超えた車の税金がアップしてしまうのでしょうか?

理由は明白で、古い車をあまり長いあいだ乗っていられると、新車が売れなくなってしまうからです。

新車が売れなくなると、自動車メーカーの業績が落ちて、日本の景気が悪くなってしまうために、政府はそのような悪法を制定したのです。

つまり、自動車メーカーを守るために、まだまだ乗れる車を半強制的に廃車にさせてしまう法律を作ったわけです。

なんとも理不尽な話ですが、それが現実なのです。

しかし、幸いなことに、最近では古い車を海外に輸出するルートが確率されてきたために、13年を過ぎた古い車であっても、スクラップにされることを免れて海外で活躍できるようになりました。

海外では、20年前や30年前のクルマが普通に走っています。

そういった海外への輸出ルートが確率されたおかげで、10年を過ぎた古い車であっても、それなりの査定額を提示してもらえるようになったのは、なんとも喜ばしい限りです。