中古車のプライスボードの「車検2年付き」と「車検なし」の違い

中古車の展示場に並べられた車のフロントガラスのところには、必ずプライスボードが取り付けられています。

プライスボードという名前の通り、大きな文字でそのクルマの車両価格が書かれているわけですが、よく見ると価格以外にもさまざまなことが書かれていることに気が付くと思います。

その中で、車検の項目に注目してみると「車検付き」「車検なし」「車検2年付き」といった表記の違いがあることに気が付くと思います。

「車検付き」というのは、まだそのクルマの車検が残っていて、そのままの状態ですぐにでも公道を走れる状態になっているものをいいます。

それでは「車検なし」というのはどういう意味でしょうか?

車検の切れている車を公道で走らせることはできませんから、「車検なし」と書かれた車は、買い手が見つかった時点で販売店が車検を取って、2年分の車検がある状態で納車をするわけです。

それとは別に「車検2年付き」というパターンもあるのですが、この場合は「車検なし」とどこが違うのでしょうか?

「車検なし」であっても、実際に納車をする時には、車検が2年ついた状態で引き渡すわけですから、どちらも同じような感じがします。

しかし、この「車検なし」と「車検2年付き」は、まったく意味が違うのです。

「車検なし」の場合には、納車前に車検を取得するための費用を、購入者が負担する必要があります。

それに対して「車検2年付き」の場合には、納車前の車検の取得費用を販売店が負担をしてくれるわけです。

ですから、プライスカードに書かれた車両本体価格は同じであっても、実際の乗り出し価格は「車検2年付き」の車の方が安くなるわけです。

ただし、勘違いしないでいただきたいのは「車検2年付き」とはいっても、販売店が負担をしてくれるのは、あくまで車検を取得するための費用のみです。

車検のときに同時に発生する重量税や自賠責保険料は、購入者が自分で負担をしなければなりません。

このように、プライスカードに書かれた「車検2年付き」と「車検なし」という表記は、どちらも車検が2年付いた状態で納車になる点は変わりませんが、その費用をどちらが負担するという点が違ってくるのです。

中古車を選ぶ際の豆知識として覚えておくといいでしょう。